うだる暑さの中で

本来夏の合宿は、熊野の道場でお盆前後に行う。
この時期が熊野は一番暑い。
うだるような暑さの中で、それ以上に熱く汗を流す。

今年は、大阪でプチ合宿もどきを行っている。
大阪組の稽古が足りないから、それを補う為だ。
もちろん、にわかに稽古をしたからといって、何かが身に付いたり上達するものではない。
私の動きや受けを体感することで、逸れた道に気付けば良い、という程度で十分だ。

今日は、改めて稽古法を整理する。
「自分に取り組む」のは難しい。
稽古をやっている当人が、当人に気付くという事だからだ。

現れた結果を見て「間違っている」あるいは、「駄目だ」と単純なジャッジするのではなく、「自分は何をしたのか」を振り返らなければいけないから難しいのだ。
それが出来るようになるだけでも、相当の上達だ。
つまり、自分がどんな行為をしたのかを検証し訂正出来るということだからだ。

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