身体技術というのは

空手に「猫足立ち」という、難しい立ち方がある。
「後屈立ち」と呼ぶ流派もある。
もちろん、それぞれの流派により、その使い方もそれぞれだ。

何れにしても、この立ち方はまず様にならない。
一番、非日常的な立ち方だからだ。
私自身も数年かかったように思う。
ここにどんな美意識を持てるかが、様になるかならないかだ。

私は、この立ち方からの体重移動を考えた。
その「体重を」という点では、一番分かりやすい立ち方なのだ。
つまり、体重の場所が「後ろ足一本」と決まっているからだ。
ただ、流派によって、前後体重の比率が8:2とか7:3とされている事がある。
もちろん、どれが正しいのではなく、それぞれの流派の特徴なのだ。

私は、体重移動と考えるので、10:0と極端にする。
そうすると、後ろ足から前足に体重を移動させる、つまり、猫足から前屈立ちになる意味や効果が分かりやすいからだ。
昨日は、その猫足立ちからの体重移動を行った。
もちろん、前からこちらの肩を押すという障害を加えてだ。

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