ポップス??

それこそ、40数年ぶりにポップスのドラムを叩く。大阪でアクションクラブを主宰するマット奥井さんからのリクエストだ。アクションクラブの映画のエンディングテーマのドラムを頼まれたのだ。スタンダードジャズや、いわゆる歌謡曲は形式があり、譜面をみなくても一寸聞けばパターンが分かる。しかし、ニューミュージックやシンガーソングライター、フォークといったジャンルが出てきてからは、歌詞そのものが個人的になり、また、何かしらのメッセージ性を持ったものになった。もちろん、形式的なパターンはある。それが良いか悪いかではない。時代の流れ、変化だ。もちろん、スタンダードも歌謡曲もメッセージ性はある。しかし、歌詞の裏に秘められており、大手を振って正面には出ていなかった。だからこそ、多くの人が楽しめたのだ。もう一つ肝心なのが、歌手そのものの人生が歌詞だったという時代性があった。スタジオミュージシャンも兼ねていた頃は、歌謡曲の演奏も伴奏も沢山した。その当時の懐メロ歌手からアイドルまでだ。本当に久しぶりに、ポップスの音源を聴いた。私の耳には新鮮だ。新鮮なのだが、新鮮すぎて「え~~~」だ。こういった譜面で演奏するもので、一番手を焼いたのが変拍子だった。もちろん、当初は知らない事もあったが、やたらと高速の変拍子には手も足も出なかった。と同じくらい「え~~~」なのだ。今日は大阪の稽古とセミナー。明日、午前中から録音だ。この「え~~~」が「え」くらいに馴染むかな?

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