親の先回りは犯罪3
道場の屋根修理もあるが、道場内の整理もある。
大掃除もしばらくしていない。
「武禅」に備えて11月に入ったら、生徒達が手伝いに来てくれる。
ついでに、重たい機材の移動もやれるから、かなり捗るだろう。
「いじめ」というのは何だろう?
もちろん、私が子供の頃、65.6年前でもあった。
しかし、その頃のいじめと、現在のいじめは全く違う。
当時は、「弱いものをいじめたら駄目」と言われていたように、弱いものをいじめる事だ。
でも、ここには目に見えない境目があった。
大阪弁では「いちびって」いる、標準語では冗談やからかっていると訳せるだろうと思うが、それだけの場合と、本当にいじめているのと、関係を知らない人から見れば判別できないことと混在していた。
いちびっている場合は、当然「すまんすまん」で、次の事に進んでしまうものだ。
そして、対象が弱い者ではなく、「相手にしやすい者」だ。
だから、やけに大人しい者、反応が少ない者は、相手にしていない。
と書いているが、当時はそんなことを判断してあったのではない。
無意識的に「そうなった」だ。
そんなやり取りが、人の判別が出来る能力を育てただろうと思う。