物事は表裏一体

どこを見るのか、何を見るのか、という自分自身の視点が、自分が見ているものを作り出している。
だから、それぞれ見ているものが違うということだし、考えていることも違うということだ。

武道に取り組み出した頃、「私はこうしたい」ということだけしか見えていなかった。
だから、「こうしている」という視点で、動きを見ていた。
しかし、そこには壁が直ぐに訪れた。
こうしたくても出来ない相手がいる、という当たり前の壁だ。

実は、この壁が多くのことを考えさせてくれる非常に重要な壁なのだ。
私のやっていることを見て「全く皆と違いますね」と、たまに言われる。
そんな時「皆んなは、こうしたいが出来るようになるというところをスタート地点にしているが、私はこうしたいと思っている事が出来ないというところがスタートで、その違いが、この年になって目に見える形になって来ている」と答える。

もっというと、皆んなは強くなれる、がスタートだが、私は強くなれないがスタートだから違うとも言う。
この辺りは表裏一体なのだが、そこが違う事が大きい。

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