白井亨のお墓が

私が武道の研究対象にしている一人、幕末の達人白井亨。
いみじくも、今、雑誌秘伝の原稿で白井亨を例に書いている途中だ。

調べていると、白井亨のお墓が、なんとなんと台東区蔵前にあるそうだ。
熊野から東京に帰ったらすぐにお墓参りに行こうと思っている。

そういえば、15歳の頃家を出て巣鴨の青果市場で働いていたことがあった。
そこはどうなっているのか見に行った時、裏手にお墓を見つけた。
本当に何気なく歩いていると、なんと北辰一刀流の千葉周作のお墓と対面したことがあった。

武道でも自分の流派にしか興味の無い人は「何の話?」となるだろうが、私にとってはどちらも先生なのだ。
特に白井亨は、日記を残してくれているので、どんな経緯でそこへ、つまり、達人という境地に辿り着いたのかが書かれているので、それが指針の一つでもあるのだ。

私はそれが誰であろうが、神棚にまつり上げるのは嫌いだ。
それは、逆にその先人の必死の苦労を無にすることになるからだ。
だから、とにかく下界におろし、分析したり解析したくなるのだ。

もちろん、その事が誰かの役、何かの役に立つかもしれないからだ。

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