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ミナ・ペルフォネンの皆川明さんの展示会に行った。
会場に入ると、直ぐに皆川さんが駆け寄って来てくれた。
初めての力強い握手だった。
顔立ちもなにか違っていた。
「コロナは良い機会でした。ファッション界も基本と本質に立ち返るチャンスが来ています」と力強く言葉が飛び出した。
基本と本質、これは私自身の頭に常に置いてあることだ。
だから、他のジャンルの人から同じ言葉が飛び出した事に驚いた。
同時に、私の方向は何一つ間違っていないと確信した。
今後の世界はそうなるしかないのだ。
産業革命以降の経済や機械の発展は、合理的の名の下に人の人間味を削ぎ落とし続けてきた。
同時に、世界を画一化していった。
結果、この世界的なコロナ騒ぎだ。
何かがおかしい。
自分で考える力のある人は、誰しもそう思っているに違いない。
ここを終点にしなければ駄目だと。
やっと、人も自然物であると認識される時代になるのだ。
皆川さんは「楽しみです」と括っていた。
私もワクワクしている。
懇意にして貰っている原田医師も、新たなスタートを切った。
それらは、「自分の為に」ではない。
その窮屈極まりない傲慢な枠を外し、社会に役立つであり、その社会つくりであり、世界つくりの一歩だ。