80歳、やっと仕事が好きに

「この年になって、やっと仕事が好きになりました」京都・西陣つづら織りの匠の言葉だ。
御年
81歳だ。
「やっと、これからです」と続けておられた。

私は、こういう人が好きだ。
もちろん、私もこういう言葉を発せられるようになりたい、絶対になってやると、それこそこの年になって思っている。

人は、世界のどこという例外なく年を取る。
私は、人が年を取るというのは、そういうことだと思っている。
同時に「仕事が好きになる」というレベルもこういうことだと思っている。
若い頃の「好き・嫌い」というのとレベルの違うものだ。

そうなると、言葉そのものが違って来る。
もちろん、それは共有できる人としか共有できない。
私はそれを目指している。

それは、もしかしたら「感性」というのもの正体を発見できるかもしれないと思うからだ。
同時にAIでは踏み込めない、「人間だからこそ」を探しているのだ。

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