フットワークが軽い外国の人
昨日の大阪教室に、大阪府に引っ越したスペイン人の男性が来ていた。
彼は熊野道場にしばらく来ていたが、帰国したり事業を起こしたりと忙しく、顔を見なくなった。
今年に入り、大阪府に引っ越したから大阪教室に行くとメールが入っていた。
彼はスペインでは獣医をしていた。
スペインでは合気道をしており、それを本格的にやりたくて日本に来たのだ。
こういうフットワークは、どうして外国の人は軽いのだろう?
何時も思う。
最近の若い人達は外国人のように軽いのかもしれないが、どうも基本的に日本人はお尻が重い。
どんな呪縛に縛られているのだろう、と考える。
もちろん、あちこち行くのが良いのではない。
「こうしたい」と思った事、それが海外であっても、自転車で動くように動いてしまう軽さは必要だ。
外国の人を見ていて、人生を謳歌しているなと思う。
もちろん、それぞれだから何とも言えないが。
稽古が終わりマットを上げると、まるでお風呂の脱衣所のような湿気があった。
狭い道場での稽古に慣れていないから、広い道場のような稽古をする。
それも仕方のないことかもしれないが、周りに対する配慮というか気遣いがまるでないのが気になった。
配慮や気遣いという言い方をすれば、普通以上の能力のように感じるだろうが、裏を返せば危機管理能力の一つとも言えるのだ。
それが足りない。
武道を稽古しているにも関わらずだ。