学校を作れないか?

現在から未来を見た時に、現在の学校教育に意味があるのか?と何時も考える。
私が小学生だった頃も考えていた。
60年前だ。
もちろん、当時はそれ程深くはない。
しかし、その疑問を持っていたから、この72歳になった現在でも考え続けられるのだ。

小学生当時は、日本中が敗戦から起ち上がって来たところだから、「何か働く」あるいは、貧乏な家を支えるという様な頭が小学生ながら持っていた。

現在はどうだろう。
教科書があり、それを教師が解説、あるいは説明する。
それが主な仕事だろう。
私は、この教科書にも疑問を持つ。
もちろん、その内容だ。
それらは、現代ではwebで事足りるし、そちらの方が生の情報が多い。

その情報の取捨選択をどうするのか、というところで、深い哲学を持つ教師が必要だ。
そして、何よりもその教師が進化し続けていなければならない。
もちろん、人間的にである。
それは深い哲学を持っているからこそ必然的に進化するのだ。
これは、全ての教師に必要な要素だ。

こんなことを、考えたのは「明鏡塾」を開いているからだ。

人に物事を教えることは出来ない。
方法を伝える事はできる。
では、方法を伝える事が教師の役目なのか?
現状はそうなっているが、本質的にはそれは間違いだ。
「教える」ではなく「学び取る力」そこを養える場でなければいけないし、それを提供出来なければいけない。

「明鏡塾」は、医療従事者の人達の為の講座だ。
と限定している。
それはそういった専門職の人達に絶対必要な要素である「人との関わり」であるから、心が開いた人作りと学び取る力の養成だ。
もちろん、そんなことを短期間で実現する筈もない。
だから、そのヒントになれば良いと思っている。

しかし、嬉しいことに「明鏡塾」を再受講してくれている人達は、そんな私の意思を汲み取って、どんどん成長していってくれている。
そんな学校を作れないか?ふと思ったのだ。

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