手本を真似るのは

「大阪・明鏡塾」でも、違和感を与えない基本的な触れ方を行った。
やはり、「自分で考えて行う」人が多い。
もちろん、自分で考えなければならないのだが、その基本となる入り口は「手本通り」だ。

その触れ方の要素や意味を説明すると、そちらの方に頭が働き黙々とそこを繰り返す。
つまり、手本の中にその要素や意味が含まれているにも関わらず、自分なりに直接持ち込むのだ。
手本の行為の中にそれがあるからこそ手本なのだ。

「それって、1万年やっても出来ないで」と笑わすが、冗談ではない。
だから遠回りになるし、獲得できる物も出来なくなるのだ。
何が獲得出来なくなるのかというと、「見ただけで分かる」といういわば感知能力だ。

物事を考えて組み立てるという能力はもちろん大事な能力なのだが、それを使える時と、使えない時がある。
一瞬で見極めなければ間に合わないこと、つまり、日常であり突発的な出来事だ。
そこに対処できないのは、この「見て真似をする」という観察力と、観察した行為を自分に写し取るという能力が育っていないからだ。

これが育つと、いわゆる自分の癖も強固にはならないのだ。
というのは、常に色々な手本を真似ているから、癖という無意識的な働きが制御されるからだ。
つまり、癖が出現する暇がないということになるからだ。

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次のworkshopは2月沖縄です。
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