基本と応用は同時進行
「応用する」は、私達の日常的な生活だったり仕事を支えている。
子供の頃や学校で覚えたこと他、目に見えない、覚えていないような事まで、様々な出来事からの延長でもある。
しかし、今まで出会ったことのない出来事に出会った時、頭の回転が遅ければ、何に当てはめれば良いのかが分からない。
それを焦ると、パニックを起こしてしまうのだ。
応用するというのを言い換えれば「即興性」ともいえる。
日常や仕事で最も必要な能力だ。
武道の稽古では、基礎稽古や基本の型稽古、組み稽古がある。
そして、その組み稽古を発展させ応用になる。
更に応用の中で即興的に対処する遊びをやる。
即興的にやるものは、当たり前だがそれまで稽古をして、身に付いていることの延長だ。
そこで頭を悩ます人が殆どだ。
日常生活や仕事では応用が効いても、武道では効かない。
としたら、もしかしたら、日常でも応用出来ていないのではないか?
もちろん、基礎稽古や型稽古の量が足りないから、身体に染み付いていないというのもある。
それはどちらでも良いが、そんなことも考える事が出来るようになるのが武道の良いところだ。
即興されたものを考えても意味がない。
それはジャズの時に気づいたことだ。
しかし、「何から?」を見付け出す為に、即興された演奏をコピーした。
そこを徹底的に解析し、私なりにここから、を見つけ出した。
そういった訓練も、武道を考える要素になっているのだろうと思う。
つまり、その人が生きている全てが基本であり、その基本は過去の応用された姿でもあるということだ。
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