身体動作の習熟は1,000年前と同じアナログだ

その場の「出来た」で満足というか、「出来たと思える」のは試験問題が解けたと同じだ。
だから出来たことには違いない。
しかし、身体動作とした場合、その場の「出来た」には中身がない。
つまり、試験問題の場合はそこに至る考え方の過程がある。
そこを消化してきたから解けるのだ。

それと同じで、「出来た」に至る身体動作での過程が必要なのだ。
野球で打者はバットを振る。
それを見て「私も振りたい」と思ってバットを買う。
で、バットを振ってみる。
それはプロの選手の素振りから見れば、比べようもない。
しかし、バットを振る真似事は出来る。
ここの違いは、誰にでも想像出来るだろう。

プロの選手は、リトルリーグ時代があり、高校野球があり、大学野球、あるいは社会人野球と蓄積があってプロになっている。
この過程が、プロとしての全ての身体動作の過程だ。
これを経過しているので身体そのものが、一般の人とは違うのだ。

その意味では、専門学校を出ました、ハイプロです、は有り得ないのだ。
というよりも、その視点を持っているのかどうかがその人の成長、あるいは、結果を出していくことと比例するということだ。

時代と共に新しい職業が生まれ、無くなって行く職業も増えている。
そんな中で、身体を使って、という職業や行為は、何百年か何千年か知らないが、何一つ変わることはない。
いわば、アナログそのものだということを分かっていなければならない。

人の身体は何一つ変わっていないのだ。
自分を作っていくのには、それ相応の時間と思考の深さが必要なのだ。
歴史の中で頭脳だけが発展しているだけだ。
だから、頭に振り回されるな、となるのである。

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