見えていないから分からない
よく「見たら分かる」と書くが、大方の人は「見えていないから、分からない」ということに確信が持てた。
これは目が不自由だから、という意味でも、遠視や近視だから、という意味でもない。
それよりも、つくづく「何を見るのか・見ているのか」という意思がなければ、「問題」は見えないものだと分かる。
これは、単純な動作を指示した時に気づくことだ。
単純な自分の動作すら「見えていない」のだから、動作的に習熟させなければいけないことは出来ないのだ。
例えば、クラシックバレエや、動作そのものが厳密に規定されていることで躾けられた経験のある人は簡単なことでも、そういった体験のない人にとっては難しい。
もちろん、難しいということすら分からない。
難しいということすら分からない人の共通していることは、そのこと自体が「言葉を知っているからやれている」と思い込んでいるだけなのだ。
つまり、これもよく書いている「思っていること」と「やっていること」の間にある訓練が必要だとは知らない人だ。
つくづく動作そのものが、何かしらの表現になっていることに取り組むことが大事だと感じる。
武道でも、覚えの良い人と悪い人の違いは、「見えていない」に尽きる。
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