人との出会いが

「明鏡塾」の懇親会で、私が南海キャンディーズの山ちゃんとのやり取りの話になった。
撮影当日の事を思い出し、放映されていないカットの事で盛り上がった。

この当時、色々なバラエティ番組の取材を受けていたが、この山ちゃんとの撮影クルーは、ディレクターやカメラさんADさんも含めて、質の良い人達だった。
だから、撮影は順調に進み、それこそあっという間に「お疲れ様でした」だった。
撮影クルーは良いチームだったという事だ。

懇親会は、そういった「人」の話に展開された。
そういえば、人間的に素晴らしい人の共通点がある。
それは、とにかくフラットだという事だ。
初見宗家に至っては、年下の私にでも丁寧語を使ってくださる。
それは生まれも育ちも良い事かもしれないが、とにかく飾らないお人柄だ。
当然、人が集まるしついて来て当たり前だ。

将棋の羽生名人もそうだ。どこをとっても飾ってはいない。
対談させて頂いた折、編集が色々なリクエストをしても、「いいですよ」と軽く受けてくれていた。

ウイリアム・フォーサイスも「ビリーと呼んでくれ」と、初対面から対等の立場を見せてくれた。

もちろん、これらの人達とのお付き合いの中で、一言では語れない事が山ほどあり、「素晴らしい人」では片づけられない。
が、間違いなく素晴らしい人達だ。
ウイリアム・フォーサイスとの出会いで、一つ気付いた事があった。
それは、フランクフルトにあったカンパニーのスタジオで、ふと私は何をしているのだろう、と我に返った時があった。

当時、世界三代振付家と呼ばれいるフォーサイスや、そのカンパニーに身体や即興を指導している私?という「?」だ。

その時に気付いたのは、私はフォーサイスを初め、私と同時代を生きる、素晴らしい人と出会う為に、出会いたいが為に生きているのではないか?だ。
「うん、それはある意味正解かもしれない」
何とは無く、私自身の目的の一つが出来上がった瞬間だ。

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 東京11月28,29,30日12月1日
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