煽り運転ではないが
自動車に乗っていると車間距離が気になる。
信号で止まると、車の前に2台は入るだろうというような車間を取り止まる車をよく見かける。
その車に乗っている人をよく見ると、まるで能天気な感じだ。
つまり、自分は車に乗り、どこで止まっているのかを、全く自覚していない感じなのだ。
前に回り込んでやろうかと思う時さえある。
普通に走っている時は、前の車との車間距離を一定にするように走る。
これは、私の訓練だ。
視覚を鍛えているのだ。
もちろん、武道の為だ。
走行ラインも同じにする。
これも同様だ。
パリでは、信号で止まったり、ロータリー交差点では、車間距離は殆どない。
少しでも空けようものならクラクションの嵐だ。
マドリッドでは、もっと凄く、少しの隙間に車が割り込んで来る。
車線などあってないようなものだ。
そんな無茶苦茶な運転をする人たちでも、サイレンがなると緊急車両に道を空ける。
道路マナーというか法律の違いというか、それぞれの違いが面白い。
日本では、悪質な煽り運転は、免許取り消しという罰則を設けるそうだ。
そうするに越したことはない。
しかし、悪質な、は別として、制限速度60Kmのところを40Kmでモタモタ走る車の後ろが数珠つなぎ、という現象は田舎では良くある。
こちらが急いでいる時は、思わず飛び出してやろうかと思う。
イタリアの自動車学校では「速く行きたい車を見たら、速やかに道路を譲れ」と習うそうだ。
もちろん、法規がそうなっているのではない。
運転の心得だ。
そして、譲れる状況であるにもかかわらず、譲らないでいたら進路妨害を取られ、先行車の方が検挙されることもよくあるという。
日本の法律は、こういった両輪が備わっていない事が多々ある。
■ワークショップのお知らせ
岡山1月11,12,13日
岡山・沖縄