とにかく本人次第
今日の道場は、3人も体験に来られていた。
とっつきが難しいので、そこを軽くスルーする感じでのワークを指導した。
身体を知覚しなければ始まらないのだから、とにかく入り口から苦戦する。
その苦戦を楽しめるようになると続くのだが、昨今は直ぐに諦めるので、人が定着しない。
それが悩みと言えば悩みだが、現代の風潮がこれだから仕方がない。
道場修理があるので、私の指導日が少ない。
だから、極力休みの時は集中稽古にあてている。
明日もその集中稽古だ。
一つの事を出来上がるまでやったり、何かしらの感覚を掴み取るまでやる。
もちろん、恐ろしく地味な稽古だ。
その地味な稽古に喜びを見い出せなければ、これまた続かない。
どんなことでも、この地味な練習、訓練、稽古はある。
事務職には無いだろうが、それ以外の仕事にも必ずついて回る。
しかし、それをするとみんな仕事を辞めていく。
どうなっているのだろう?と思うが、それも仕方がない。
その人の頭で判断して辞めて行くのだから。
楽して手に入れられるものがあるのなら、それに越したことは無い。
だから、それを求めて転々とするもよしだ。
私くらいの年齢になったら、「一つの事をやっていたら良かった」と思うかもしれないが、そうではなかったのだから仕方がない。
どんな人生を選ぶのかは、全て本人次第だ。
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