人は深化する
約束の組稽古をやっていると、色々なことに気付いていく。
自分としては当たり前のことになってしまっていて、10年組には出来るだろうと思い込んでしまっているが、全く出来ないこともある。
「どうして?」と考える。
私が出来ていった過程を思い起こすが、その意味では特別にはない。
というより、色々なことの集大成として、としか言いようがない。
しかし、その組稽古には本質的な要素がある。
とした時、そこだけを取り出して、一つの稽古として取り組む必要がある。
もちろん、組稽古はは全て本質的な、ここでいうと「関係における対応力」、つまり、種の保存そのものであり、本能を洗練させたものだ。
一般的には、ここを体得するのは難しい。
意識と現れとしての動きが一致しなければならないからだ。
それらが一致することで、本能の働きと直結する、直結させる何かが働くのだ。
でなければ、昔日の武芸者達にはたどり着かない。
と書いていて、我ながらよくここまで考えたと思う。
それは現代だから考え得ることであって、100年前なら不可能だ。
つまり、その時代、その時代に応じて、質は悪くなったり良くなったりするということだ。
今日も、火曜日の稽古をしてみよう。
新たなヒントを見つけるかもしれない。
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