自分のやっていることにも気付かない?

武道の稽古でも、一般向けのワークショップでも、もちろん、ダンスのワークショップでも、取り組んでいる人を見ていると違和感を感じる人がいる。
その違和感の正体は漠然とは分かっていたが、明確にはなっていなかった。

それは、その人は、「肉体の動き・肉体運動をしているだけ」で、ワーク全体をやっていないから、ということに気付いた。
つまり、自分自身の運動をやっているだけで、そこにある相手との関わりの中での、という大事なことを、完全に放ってしまっているということだ。
会話で言えば、相手を無視した完全な独り言で、その独り言を正しく言えたか、間違っていないかだけに気をつけている、という状態だ。

もちろん、独習のワークならそれで良い。
しかし、相手と組んで行うワークや、そのワークの意味などを知っていれば、話す相手がいるにもかかわらず独り言をペラペラと喋ることはない筈だ。

しかし、厳密には独り言の人が多い。
それが何時も書いている「誰に?」だ。
但し、独り言どうしで会話もどきをしているから、どちらにとっても違和感が無い。
だからそれを「心地良い」と勘違いしているのだ。

「家でやる稽古を道場でするな」とよく話す。
自分が何をしているのかを、理解しろということだ。
武道でも明鏡塾でも、一番大事にしているのはここだ。
ここを自分として明確にしなければ、信頼も安心も言葉だけの産物になり実体化しないのだ。

■明鏡塾体験セミナーのお知らせ
大阪9月28日 
■ワークショップのお知らせ
 大阪・東京・岡山・沖縄
■武道ワークショップのお知らせ
東京9月16日(祝) 大阪9月29日(日) 

Follow me!