出会える準備
あかん、熊野は雨だ。
しかも今週いっぱい。
道場に入ると、ビニールシートが濡れていた。
「やっぱり」たらいに水が溜まっていた。
台風の折、相当の雨が降ったのだろう。
水も止まっている。
ということは、明日小雨なら水源地へ登らなければならない。
ほんと、熊野は雨が多くて予定を立てられない。
屋根は触れないので他の事をしておこう。
そういえば生徒がSNSに、私の2005年当時のブログをアップしていた。
今日は「出会い」に付いての話だった。
「明鏡塾」体験セミナー
8月31日東京・神田
ブログを読んで思い出した。
「出会い」は、確実に人生を変える。
もし、人生が変わっていなければ、それは出会いではなかったという事だ。
そこから考えると、そうそう人は人と出会っていないということだ。
もちろん、広義の意味では誰しも出会っているだろうが、そこまで広げてしまうとその真意が損なわれてしまう。
もちろん、それは私の個人的な解釈だが。
ブログにあるのは、ウイリアム・フォーサイスとの出会いだ。
彼を通して「出会い」について考えた事を書いた。
あのフォーサイスカンパニーで踊っていたダンサー達との交流は、確実に私の「触れる」ということの繊細さの扉を開けてくれたのだ。
1日中、彼ら彼女達と踊ることで、私の身体での感覚は目覚めたという感じだ。
それは2週間のワークを終え日本に帰って武道の稽古をした時、皆が「変わった」事を感じていたことでも分かった。
ブログでは、出会いは準備が必要だと書いている。
その通りで、準備の無い人間は、準備の無い人としか出会えないのだ。