あるがまま2
今年、1年遅れの古希ドラム・ソロコンサートをした。
大阪・東京と2箇所で、しかも東京では2回公演だった。
その2回目の演奏は、照明さんが奇跡の舞台だったと唸ってくれた。
ソロを舞台袖からみていた息子が「有り得ない」と驚いていた。
その時の状態、それが「あるがまま」だったろうと思う。
意識的にドラムを叩いていたのではなく、ある種の流れの中に身を置いた感じだった。
だから観客の人達との密接な関係を体感できていたのだ。
どんなことでも、そこに辿り着くのが目標として欲しいものだ。
これこそ、日本の文化の特徴だからだ。
世界広しと言えど、老いる程に研ぎ澄まされていくものがある、という発想のもとに人生を送っているのは日本だけだ。
外国の人には、まず理解されないし、理解して貰う必要など無い。
もちろん、外国の人だけでなく、日本の人でも同じだ。
分からない人には分からないし、分からない人は必要ないのだからそれで良いのだ。
私は個人的にその道を歩いているだけだからだ。
しかし、まだ私は「色気」を持っている。
奇跡的に「あるがまま現象」は起こせるが、完全にその状態ではない。
だから、生きているのが面白いのだ。
「あかんわ、これでは」何時も思う。
次は夏ギラギラの沖縄ワークショップ
沖縄ワークショップ8月10.11.12日