向き不向きの見分け方

身体を使う仕事、手を使う仕事。
つまり、事務系や営業ではない仕事をしている人とは、話が通じやすい。

先日、古い知り合いのパン屋さんが脳血栓で倒れた。
それをお見舞いに言った時、大工さんの話になった。
大工さんの手の話だ。

パン屋さんが「店を建ててくれた大工さんの手は凄かった。手の甲は鎧のようにゴツゴツしているのに、手の平の柔らかい事。触らせて貰って、自分はまだまだだと思った」と話してくれた。

たった、これだけの会話だが、それだけで、どれくらいのレベルの会話かを推察し、また私自身の手とも比べ合わせる事が出来るのだ。
そして、益々頑張ろうと思えるのだ。

もしも、これを説明的に言語化するとしたら、膨大なページが必要だ。
だから、分かる必要などないとも言えるのだ。
分からない人にいくら説明しても、説明が分かるだけでそのことは分かる筈もないからだ。
その意味で「分かり易い」というのは、全く意味をなさないのだ。

どんなことでも、どんなジャンルででも、そこには分かる人と分からない人がいる。
分からない人は、そのことが向いていないと思った方が正しいのだ。
説明を何度も聞き、やっと出来るのであれば、向いていないということだ。

好きとか嫌いとかではなく、またレベルの問題でもなく、向き不向きだと考えて、さっさと向いていること、つまり、説明されなくても分かること、一言二言説明されれば分かることが自分に向いていることだとも言えるのだ。

福岡ワークショップ6月28.29.30日
沖縄ワークショップ8月10.11.12日

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