ルーティーン

TVの取材の中で「ドラム演奏を」というのがあった。
もちろん、放映されるかどうかは分からない。
でも、練習するチャンスと宣伝になるかも、という思惑がありOKした。

スタジオに入り敢えてドラムのセットもチューニングも、私用にするのではなく、そのままで使った。
これは、現役時代、他の人のドラムセットの状態で本番を迎える、ということが常にあり、そのままでも自分の音を出せるというクセを試して見たのだ。
当たり前だがやり難い。
でも1,2分で結構いける、という状態になった。
身体が「自在に」を覚えているのだ。

昨日撮影した動画を送ってもらって、仕上がりを確かめた。
ま、自分の想像通りの演奏になっていた。
本番、1週間前までは、絶対に力まない、ということだけをテーマに練習する事を決めている。
だから、軽い感じのドラミングになっている。
まだまだ軽くなるだろう事を動画は教えてくれた。

こういった、一つのテーマだけをする、というのが練習であり訓練だ。
一つのテーマに取り組むから、その最中に全く違うことに気付くこともある。
それの殆どが的を得ているのだ。
的を得ているというのは、全体として「そうした方が良い」という的だ。
というのも私のクセなのだ。

一つのことに集中していると、何か他の大事な閃きが起こるという、いわば私のルーティーンだ。

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