本気の子供

4,5歳の子供がレスリングをしている動画を見た。
それはレスリング教室やクラブチームのものでは無く、単なる保育園の園児達の対抗戦だ。
だから、体重別ではない。
両肩が床に着いたら負け、単にそれだけのルールだ。

園対抗の団体試合は盛り上がり、54で最後の一人が負けると優勝出来ない局面だ。
柔道のように最後は大将というものでも無く、どんな順番か分からないが、その大事な試合を任されているのは、一番泣き虫の子だった。
体格差は10Kg以上ある相手だ。

一度直ぐに肩を付けられそうになったが、巻き返し立ち上がって投げの打ち合いになった。
そこでひっくり返されたが、それでも怯まず果敢に攻めていった。
全試合の中で一番長い試合になった。
そこまでで6分経過。
相手が上に乗ってきた。
絶体絶命なのだが、泣きながら絶対に諦めない。
もがいてもがいて粘っていた。
最終的には負けてしまった。

4,5歳児のそういった光景を見ていて、「生身の人間」を強烈に感じた。
横峰式教育法という保育園児の育て方の一幕だ。

横峰さんは「子供は全部天才だ」とおっしゃる。
それをどう発揮させるかの一つに、このレスリングがある。
「子供は自立させる為に育てるのです」と、これは私もそう思う。

息子が生まれた時「どうすれば、物事を自分で考えられる大人に育てられるか」を考えた。
子供に手を出さない、叩くことではない。
教えないということ、助け舟を出さない。
つまり、過保護にしないということだ。
そこを徹底させると、子供は自らの力で動き出す。
子供を舐めてはいけない。
本当に天才なのだ。

では、その子供が成人した時、大人になっているのか。
あるいは、この4,5歳の子供のように、絶対諦めずに相手に向かっていく力があるのか。

しかし、私はある意味で現代の世の中を悲観はしていない。
というのは、大方の人が弱くなって行っているから、当然その反動として、この横峰さんのような人や、素晴らしい指導者があちこちに生まれている筈だからだ。
丁度息子が小学生になった頃、学校が荒れ出していた。
その頃、学校教育を考え直す先生達が現れている。
それこそ「誰でも逆上がりができる」というような、方法に特化した方向が生まれたのだ。
これが間違っていたのだ。

横峰さんは人間を鍛えておられる。
この保育園の園児達のこころは確かに強いのだ。
だから、何事もくじけず挑戦していくのだ。
一歩踏み出せない大人って何だ?4,5歳児よりも質が悪いと思わないか?

泣きながらも諦めないのは何故か。
全身全霊でやっているからだ。
スマホのゲームでは無く、その園児そのものが自分の弱さが嫌で、絶対に諦めないと大泣きしながらでも反撃しようとしていた。
それを「本気」というのだ。

「本気」の音!

「本気」の生き様!

それをここに見せる!!

日野晃’古希’ドラムソロコンサート
4月12日 大阪大丸心斎橋劇場
6月1日 新宿ルミネゼロ

 

 

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