人間関係の段階
人間関係というのは、まずは自分自身の方向性で決まる。
その方向性とは、仕事であれ、考え方であれ、価値観であれだ。
それらが違っていると、話題が合わないから離れていくし、付き合おうとは思わない。
そこから、自分自身の持つ問題や疑問を共有できるか否かになる。
ここで深さが出てくる。
そして、それと並行して大らかさが顔をのぞかせる。
そんな段階があるのではないかと感じる。
人間関係が悪くなる原因の一つに、過度の期待がある。
自分自身の何かしらの押し付けだ。
しかし、そこに中々気付かない。
気づく為には「人それぞれ」という実際を、骨の髄まで浸透させなければならない。
それは、事あるごとに顔を出すからだ。
もちろん、私もそれだから良く分かるのだ。
自分の思い込みを相手に押し付け「何で、お前はこうなんだ」となるパターンだ。
ここに気付き、それを実践できるまで、相当の時間がかかる。
それほど、自分自身という人間はやっかいな生き物だと何時も思う。
もちろん、相手に対しても、自分に対しても関心の薄い人は、こういったことは起こらない。
その代わり、人間関係の深い関りを体感することは出来ない。
いずれにしても、人との関係の中で、泣いて笑って怒ってを繰り返すことでしか、ここを覗くことは出来ないのだ。
そういった喜怒哀楽が、こころを鍛え、あるいは、妨げるものを削り取るのだ。
日野晃’古希’ドラムソロコンサート
4月12日 大阪大丸心斎橋劇場
6月1日 新宿ルミネゼロ