目が生きて来た
今日は「東京・明鏡塾」7期最後の講座だった。
みんな目が良くなって来ているのがよく分かる。
「目が良くなってどうするの?」と思われる方もいるだろうが、医療従事者にとって患者さん利用者さんとの関係が大事な要素の一つだ。
だから「目」なのだ。
前にも書いたが、お年寄りに限らないが、ペットを飼っている人は沢山いる。
それは何故か?
もちろん、私見だがペットは真正面から飼い主を見る。
その事が無意識の内に、飼い主の寂しさを埋めているのだ。
見られている、ということは、自分自身を認識してくれているということでもある。
それくらい人は、人と正対しなくなっているのだ。
そこにコミュニケーションなど起こる筈もない。
仲良くしてもらっている医師が、保育園の餅つき大会に行ったが、男親は自分を除いて、誰一人として餅付きに参加していなかったという。
そして、会釈一つ出来ないししないという。
その親を見て育つ子供は、その親のようになっていくしかないと分かっているのだろうか。
その意味でも、医療従事者はまず「目」なのだ。
その目が良くなっていく、つまり、意識がブレないようになっていくと、患者さん利用者さんも安心するのだ。
そういった人としての基本的な稽古も兼ねているのが「明鏡塾」だ。
次は8期2月17日スタートだ。