出来るまでやり続ける

昨日、神田道場に通う人から質問があった。
「この稽古は正しいのか間違っているのかが分からない」と。
これは、よくある質問の一つだ。
答えは2つある。
1つは「分かるまでやり続けろ」1つは、「完全に間違ったことをやり、それと比較すること」この2つだ。
間違った体感覚と、正解に近い体感覚の違いを、比較しそれを記憶する。
それが一番の近道ではある。

しかし私は、前記の「分かるまでやり続ける」側だ。
この2つは何が違うかというと、結果が変わってくるのだ。
分かるまでやり続けたから、この正解を分かる方法も分かったのだ。
という具合に、いわば正解の裾野の広さや深さが全く変わるということになる。
だから、「自分で考えろ」といつも言うのだ。
もちろん、現代は時間の流れが早い。
そして、自分の持ち時間も少ない。
であれば、このように正解への道を知り、それに取り組むのが合理的だ。
そして、正解への道に入ってから、自分自身で工夫を繰り返し、問題を見つけ出す。
それも良い方法だろうと思う。

しかし、いずれにしても絶対的な必要時間があり、そこを飛ばすと一見前進しているようにみえるが、永久に足踏みしていることになる。
そんな人は、道場を去っていく。

11月24日は大阪での武道ワークショップだ。
こんな質問を沢山して下さいね。
https://www.hino-workshop.com/workshop-4

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