何を育てるのか

急こう配の屋根での作業は、思わぬところに力が入る。
その度に、その部位の緊張を取る。
気が付くとふくらはぎがパンパンになっている。
足の指の力を抜き、他の部位で体重をもたせる。
色々な操作をしながら作業をするが、条件が過酷なので焼け石に水状態だ。
でも、やらなければ修理は終わらない。

久しぶりに大阪道場に顔を見せにいった。
見学の人もおり、東京より賑やかだった。
基本稽古の質を上げる為、その稽古の行き先を稽古した。
今やっていることは、実はここへ行く、というものだ。

賑やかなのは良いが、道場の在り方ということでは、何かしらの疑問をもった。
もちろん、その問題は私の中でも明確ではない。
ただ、「何か違う」という感じがするだけだ。
それこそ、10年一日の如くの感がする道場形式に飽いている、というのも一つある。
時代は歴史の最先端だ。

この道場形式が良いのか悪いのかも考えなければいけないとも思う。
「何を育てるのか」に合致した形式かどうかだ。

折角人が集まり、同じものを目指しているにも関わらず、「それぞれ」で始まり、それぞれで終わってしまっている。
もちろん、そこにはレベル差というものがあるからだが、そこを問題視しない何かも必要だ。
現状では、個人的にする稽古を集団でしているのと何ら変わりはない。。

何かを変えなければ何も変わらない.

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