関係が見えるダンス

今日は、疲れが溜まって来たので、午後から始めた。

Tilmanも時差ボケがあるので、身体を休めながらするのが一番効率的なのだ。
日本からヨーロッパへの場合の時差ボケは、相当楽だ。
しかし、逆のヨーロッパから日本への場合は、時間がかかる。
もちろん、そうでない人もいるだろうが、私の場合は何時もこの調子だ。

今日は、「空間を作る」という事をテーマにした。
これは、Tilmanが最も知りたかった事の一つだ。
まずは床を本当に感じなければ出来ないから、そこからスタートした。

大分以前に、ダンス評で、あるダンサーは「床を感じていた」というのが有り、その写真があったが、その批評家は一体何を見ているのか、と思わせるダンサーの姿だった。
もし、床を感じ取れていたら、たったそれだけのことで、本当に見えている姿は変わるのだ。
それと、空間を感じることで、意識の膨張が起こる。
それを相互に感じ取ることで、本当のコンタクトが目の前に現れるのだ。
「どうしてこんな事を知らないのか?」とTilmanに尋ねると、「動きだけになっているから、しかも、どんどん身体を分解し、人から離れていっている」といっていた。

今回は、ポルトガルに留学しているダンサーが、ダンスの補助で来てくれているのと、通訳としてダンサーがもう一人来てくれている。
その二人を相手に、コンタクトを体感しながらダンスを作っていく姿は実に美しかった。

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