明日はフランスから
明日はフランスからレオさん達が稽古に来る。
くそ暑い京都からだが、京都よりは涼しく感じるかもしれない、という程度だから少し可愛そうだ。
一泊二日の稽古を堪能してもらおう。
中には、ニューカレドニアに呼んでくれた人もいる。
レオさんたちは、観光も兼ねているから相当ハードスケジュールだ。
その昔、バブル全盛の頃、日本人のツアーが海外を席巻した。
それこそ、ハードスケジュールな旅だ。
あっち行って、こっち行って、買い物をして、レストランに入り、ホテルに帰り等々。
ビッチリ決められた時間を、右に左にと歩き回っていた。
そんなスケジュールと変わらない行程だ。
それがフランス人だから、本当に珍道中になる。
電車に乗り遅れたり、途中で消えてしまったりと、自由に動くからだ。
そこが日本人とは、全く違うところだ。
もちろん、乗り遅れた人、消えてしまった人に、自分が間違っていたという自覚も言葉もない。
そこが面白い。
それが文化だからだ。
以前、「常識を定規に生きるな」というような事を書いたが、例えば、このように、日本人の常識とフランス人の常識は、文化が違うのだから当然違う。
どちらが正しいという話ではないのだ。
つまり、常識という考え方を持っている方が、そこでは生きやすいという程度のものだということだ。
だから、常識に縛られたり、振り回されている人を見ると、もっと考えたら、と思ってしまうのだ。