気持ちの悪い時代になったものだ

新幹線の最終に乗ると、いわゆるビジネススーツに身を包んだ人が殆どだ。
この人達に共通しているのが、殆どの人は無表情・無反応ということだ。
もう一つ共通しているのが、通路を歩いていて、すれ違う時、道をゆずる人はまずいない。
そればかりか、こちらに人が見えないが如く、真っ直ぐ突っ込んで来る人の方が多い。
それは、女性でも同じだ。
この人達は、一体どうなっているのだろうと思う。

でも、もしかしたら、仕事は誰よりも出来るのかもしれない。
語学も堪能なのかもしれない。
しかし、根本的には大した仕事はしていないだろうと思う。
それだけ、人に対して気遣いが無い人、自分の置かれている状態に対して、的確に対処できない人、そんな人は仕事など出来る筈もないからだ。
もし出来ているとしたら、会社自体がろくでもない会社なのだろうと思う。

そういったスーツ姿の人の顔を観察していると、ランドセルがよく似合いそうだ。
ランドセルが似合うビジネスマン、と24.5年前に思った事があるが、その割合が増え続けているのだ。
黒澤映画の宣伝が時々TVで紹介される。
画面に出てくる男たちの「男臭さ」はどこへ消えたのだろうか。
シワが美しい人達。
時代の流れなのか、何だか分からないがほんと気持ちの悪い時代だ。

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