手が言葉を紡ぎ出す
ということで、パッキング。
冬の旅は着るものが増えて、それだけで重い。
海外での国内移動が飛行機の場合、オーバーしないか何時もヒヤヒヤだ。
意地が悪く暇な奴が、係官なら往生することがある。
最後は大声で、「何でやねん」で解決させたこともあるが、そうそう通用はしない。
マルセイユの強風が寒いと言っていたが、たった今マルセイユで通訳をしてくれる、声楽家のユキミさんから「今年は2年前のように寒くないよ」と嬉しい情報が入った。
それは何よりだ。
まだ、鼻がグズグズしているので、熱でも出ればほんと面白くなくなる。
昨日、和菓子職人の方がTVで、とっておきの生菓子を作っていた。
その手先の美しいこと。
もちろん、動作もそうなのだが、手そのものが美しいのだ。
そういう指先や手先を見ると、どんなものが出来上がるのか想像が出来る。
案の定、繊細で美しい生菓子が目の前に現れた。
生きている手には、いくつになっても憧れる。
もちろん、鉄工所の職人さん、木工の職人さん。
その他、様々な職人さんの手は美しい。
手が言葉を紡ぎ出し、声を紡ぎ出しているからだ。