患者さんは気遣う
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介護や看護にとって、一番「しんどい」のは、直接患者さんを動かす事だ。
昨日、そういった業界に、新しい道具が導入されたというニュースをやっていた。
事務方のような女性の方が、「介護や看護で腰を痛める事などありません」と公言していた。
「あんたが、やってみろ」だ。
だから、色々な技術が考案され、介護士や看護士が取り入れている。
それは、患者さんやそれをケアする人達にとって良いことだ。
しかし、色々と見せて貰うが、患者さんにとって楽な方法とは言い難い。
現在考案されているものは知らないが、少し前の技術を見ていると、あくまでもやる側、つまり、介護士や看護士の方にとって都合の良いやり方であって、決して患者さん側が「楽ちん」というものではない。
もちろん、介護や看護をする側の人に、余裕が出ると患者さんにとっては良いことなのだが、そうはうまくいかないだろう。
ここで、どんな事が起こっているのかというと、患者さんが介護をする方、看護をする方に「気を使う」という事態が起こっているのだ。
それは、患者さんにとって、こういった方達に嫌われたら、病院生活が灰色になると信じ切っているからだ。
それでなくても、変な気遣いをするのが我々日本人だ。
だから、余計に病院生活では、医師やスタッフの方に気を使うのだ。
そうなると、それがストレスになるから、治るものも治り難くなる。
完全な悪循環だ。
そういったことに、医療関係者は気付いているのか?