人は予想を超える
「明鏡塾」体験セミナーは7月16日です。
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明日から大阪だ。
鹿児島で療養を続ける妻の父を、大阪見物に連れて来る。
3年ほど前から、病床に伏したままだ。
口から食べることが出来ないくらい弱っていた。
頼みの綱は、点滴だけだった。
様々な病状が重なり、当時の主治医が診断を下し、ステロイドを大量に投与した。
その副作用で、身体はボロボロになったものだ。
今の主治医は、それを理解しステロイドを抜いていく方向で治療を進めてくれた。
とはいっても、老いた身体が復活する筈も見込みもなかった。
ベッドから起きる気力もなく、言葉を出す力も無い。
目はうつろで、このままそっとしておいて上げたい、という感じだった。
しかし、どういうことか、その点滴だけだった身体が、食べ物を受け付けだしたのだ。
ベッドから起き上がれなかったのが、自力で立つという段階まで復活している。
もちろん、自力で歩くことは困難だ。
だが車椅子なら、どうにかなる。
で、昨年も同じ様に、大阪見物に出て来た。
今年は、昨年よりも元気になっている。
何がどう作用しているのかは、さっぱり分からないが、とにかく昨年よりも元気なのだ。
競艇のエンジンの音を聞けば、もっと元気になるかもしれない。