明鏡塾終了

「明鏡塾」は、滞りなく終わった。
1ヶ月の間でどう変化したかの発表で面白かったのは、歯科医の方だ。
主に右手で治療の作業をするが、左手が大事だろうと考え、左手も意識するようにしたら、治療効果が良い方向に変化したそうだ。
直接患者さんの唇に触れる左手が、生きた手になると患者さんも違和感を持たない。
そうすると、良い方向に変化して当然だ。
実践の現場を持っている人達の集まりは楽しい。
私の提唱する「見る」「聴く」「触れる」そして「感じる」がそのまま、全てのレベルで実践され結果として検証されるからだ。
だから、結果が出にくいこと、曖昧な事は改めて個人的にアドバイスをすることができる。
それ自体も、そのまま受講生の成長に繋がるからだ。
全体としては、まだまだ「見る」というレベルではない。
にも関わらず、それなりの成果を出していることが無条件で嬉しい。
若い理学療法士は、坐骨神経痛を患うお婆さんの痛みが取れたという。
しかし、どうして取れたのかは分からないそうだ。
もちろん、そこに「関係性」が大きく影響していることは間違いない。
アフターフォローというか、もう一段階レベルを上げるための教室も要りそうだ。
次回の「明鏡塾」は、今から楽しみだ。
こちらも、何かしらのレベルアップで臨まなければ、面白いことは起こらないからだ。

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