過去の知識に当てはめる、今の自分

「どういうことなのか」を自分で考えずに質問をし、尚且つ出てきた答えを「自分の言葉に置き換える」人が沢山いる。
その置き換えの抽象度が同じなら良いのだが、現象的には少し似ている程度の置き換えが多い。
つまり、そのものではなく、そのものの一部しかない事が多いのだ。
それだけで、理解出来ていない事が私には理解できるが、その人はそこをウロウロするだけになる。
つまり、自分で考えずに、過去の体験や知識だけで生きているということだ。
これは考えようによっては、相当危ない生き方だ。
体験も過去、知識も過去、では「今生きているあなたは何?」となるということだからだ。
この自分の言葉に置き換える、というのは悪くはない。
そこで抽象度を学ぶことが出来るからだ。
しかし、抽象度を学ぶのではなく、単に似たようなことの置き換えでは、話にならない。
それは自分の思考を頑固にしているに過ぎない行為だからだ。
ビジネスマンで研修などを沢山受けている人に多い。
頭が良いと思われたいのか、自分で思いたいのかは知らないが、そう表現されているのは間違いない。
そればかりか、そんな会話を交わしている時間は、何も無かったということなのだが。
間違いなく、過去に置き換えているのだから。

Follow me!