柔らかく、と緩んでいるは全く別物

身体を柔らかく使っても、全身を繋げることは出来る。
しかし、緩んでいると繋げようがない。
今日のアリビでは、そんな話をしながらの稽古になった。
「緩む」のと「柔らかい」は、全く別のものだ。
しかし、その言葉は理解できるだろうが、実際には「柔らかい」は難しい。
柔らかいような、は出来ても、本当に柔らかく使うというのは難しいのだ。
ましてや、知らない動き、初めての動きをするとなると、必ず力む。
そこに、従来の「押す・投げる・突く」という思いが絡んでいるから、身体は常に力んだ状態になっている。
もちろん、こういった事は相当高級なことだから、初めて受講する人に話しても無駄である。
しかし、1年に1回しかこないアリビだからこそ、話すのだ。
もしかしたら、来年、あるいは、パリに受講しに来る人がいて、少しでも稽古の痕跡があれば、次のアドバイスが出来る。
そんなことを期待しての話だ。
この寒空に、短パン、ランニングという、とんでもない服装の人がいた。
昨年も来てくれていた。
力自慢の人だ。
タンクトップから見える肉体は筋肉だらけだ。
もちろん足も。
こういう人がいてくれるのは有り難い。
この人を相手に説得力のあるデモが出来るからだ。
今回も目を白黒させ、飛んでくれた。
今日もあっという間に時間が終わった。
食事をして、バスタブでゆっくり温まった。
恐るべしティトリーオイルだ。
風呂に滴し、マスクにかけて昨夜は寝た。
朝起きると、風邪は大分ましになっていた。
明日朝、パリにいったん戻り、改めてボルドーに飛ぶ。
どれだけ交通の便が悪いんや!

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