赤信号、どうして止まるの?
例えば、信号が赤なら止まる。
それは自分が決めたのか、法律だから止まるのか。
そんな事を一つ一つ考えていた時期がある。
20代の頃からだ。
私自身が、こころの底から納得するまで、「どうして?」を繰り返した。
自分が決めたから、信号が赤だから止まるのだ。
つまり、主体性の根底を改めて作る作業をしたということだ。
人の言いつけを守る、というのは、もちろん悪い事や間違った事ではない。
その事と、主体性の確立を混同させてはいけない。
人の言いつけを守る、という状況が有った時、自分が守りたい、としたのか、引っ掛かりなく無条件で守ったのか、の違いが大事だ。
「なんでやねん、なんで守らなあかんのや」ここが私の天邪鬼の性分だ。
その天邪鬼が幸いして、主体性という実際を手に入れたのだ。
社会には「働く」という行為がある。
働かされているのか、自分が働いているのか、それだけで差が付く。
その差とは、金銭的なものも有るかもしれないが、大事なことはそれではなく、好奇心を育てられるか育てられないかの差である。
もちろん、ストレスという事でも大きな差が付く。
働かされている場合、つまり、義務として働いているならば、それは全てストレスになる。
しかし、働いている場合は、好奇心と同居しているから、ストレスになることは無い。
それは、10代の時に気付いた事だ。
もちろん、好奇心云々ということではない。
働かされているのか、働いているのかだ。
そんな作業が、人生を紙一重の差で豊かにもするし、貧しくもするのだ。
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