私は二度と「武禅」には

今回の「武禅」受講者の奥さんからメールが届いた。
ご主人が「武禅」から帰宅し「この人と結婚して良かったと、こころから思えた」という趣旨のものだ。
どうやら、受講した彼は、「武禅」での出来事を理解した、納得したのではなく、自分の「こころに響かせる」のに成功したのだ。
彼は飲み会の時、面白い事を言った「私は二度と武禅には来ません、皆さんとも二度と会いません」この宣言は潔く素晴らしいものだ。
その心構えを持つことを、彼は自分に課したのだ。
それが口を突いて出て来た。
この機会は二度とは無い。
事実そうだ。
この時間、今回の受講者達、偶然このメンバーであって、次に同じは無い。
そんなことは誰でも知っている。
しかし、98回を数える「武禅」だが、その心構えを聞いたのは初めてだ。
もちろん、そういう風に考えなければ駄目だ、というような事を話す。
しかし、それはあくまでも私の言葉であって、それぞれの人のものではない。
つまり、それぞれの人には知識として入り、納得するだけだから、それぞれの人、自身には何の力も持たない。
その彼は初参加で、しかも、奥さんから「行ったら」と薦められて来ただけだ。
その意味で、何の先入観も思い入れも持っていない。
もちろん、私の事も知らない。
彼は行中「この体感したものを持って帰りたい」としきりに言っていた。
それは彼の言葉だ。
その意味で、彼が何を体感しているのか、あるいは、体感したのかは誰にも分からない。
小学生の頃から新聞配達をしていたという。
また、事業に失敗したそうだ。
もちろん、それがどうした?だ。
ただ、彼の抱える自分に対する問題が、「武禅」を受講したことで明確になったということだ。
そして、その自分に向き合おうと決意したのだ。
それが「私は二度と武禅には来ません」と宣言させたのだ。
それがどうなるのかは別にして、その決意は潔いではないか。
人生それしかない。
うだうだ言って、時間に乗り遅れようが、潔く決意し時と共に進むか。
いずれにしても自分の人生の時間だし、その時間は限られている。
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