アナログの魅力
今日は、熊野に来て初の快晴。
田辺にセメントを買いに、途中で注文していた材木を貰って帰った。
そこから夜7時まで作業が出来た。
屋根の軒の作り替えだから相当の手間だ。
長さ4m幅12cm太さ3cmを2枚、その軒の鼻先に付ける。
これを一人でやるのだから、とんでもない姿勢になる。
この時ばかりは、さすがに命綱を付けた。
この長手の板を一度落とした。
そうなると相当余計な力を使う。
足で受けながら手でコントロール。
一寸説明がつかない姿勢だ。
「さすが武道家」自画自賛しながらの作業だ。
なんだかんだと、6時間はかかったことになる。
それでも、作業は進んだ方だ。
一人で何かをする。
何か作業をした時、本当に時間がかかるという事が分かる。
たったこれだけの事が、6時間もかかるのだ。
だからアナログは好きだ。
だから工夫をする。
どうすれば捗るか。
まだまだ抜けているところがあることに気付く。
その事を武道や稽古に応用する。
自分の抜けているところを知る。
それには何かしらの作業が一番だ。
習うより、勉強をするより、セミナーに行くよりも作業が良い。