一生の不覚

道場を建てる時、水平はプロの人に頼んだ。
基礎打ちはプロに任せたということだ。
後は簡単だ。
それは、何も知らないから簡単だと思えるのだし、それに取り組めたのだ。
基礎打ちをプロに任せた為、土壌ということに考えが至らなかった。
だから気付くのに5年もかかったのだ。
これはある意味で、一生の不覚だった。
つまり、何かに取り組む時の基礎はどこからか、ということを常に考えているのに、建設ではその事に気付かなかったからだ。
「人は地球上で生きている」そして「武道は人との関わりで成立する」というラインを持ちながら、気付かなかったのが残念なのだ。
全ては、ここから始まる。
として考えていったのだ。
ちろん、最初からそうだったのではない。
稽古の端々で気付いていき、その都度その都度ベースになる考え方を深くしていったということだ。
それが出来ているのかいないのかではなく、具体的に探求していく為だ。

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