気持ちが動かないと何も出来ない
何事もバランスだ。
その比率は若干ずれているのが良い。
1対1あるいは5対5というような安定したバランスではない方が良い。
でないと物事は動かないからだ。
私は結構決断力が鈍い、あるいは悪い。
どちらかと言うと優柔不断だ。
何も決められないのだ。
「何食べる?」「何でもええで」「どこへ行く」「どこでもええで」という具合だ。
また、一つの事に集中できないという事もある。
やっていると、色々な事が浮かんでくるので、ついついそちらに気が向いてしまう。
また飽き性でもある。
直ぐに飽きて次に行く。
という私の側面がある。
これは子供の頃から何一つ変わっていない。
変えようと思ったことが無いのも原因だろう。
だから、ダメ人間かもしれない。
「それでもええやん、どうだってええやろ、人のこと放っておけや」
が根底にあるからだ。
ただ「これは?」と気持ちが動いた事には徹底的に進む。
掘り下げる、何度でも実験する。
失敗は絶対にしない。
もちろん、失敗は絶対にしないというのは、失敗という経過を際限なく繰り返し成功するまで諦めないということだ。
そのエネルギーのバランスが、優柔不断な私を作っているのだ。
その意味で完璧だと思っている。
「これは」という気持ちは、目的も目標も持たない。
そんな説明的な言葉は持ちあわせていない。
気持ちそのものだからだ。
ただ、気持ちの動かない人には、目的とか目標という言葉を使うが、そんな言葉は日本人の遺伝子の中には組み込まれていないから、どこまでいっても知識の類でしかない。
その意味で、私には違和感がある。
気持ちが動けばやるしかない。
気持ちが動いた時はやっている。
そんなところだ。
つまり、私は気持ちが動かない事には、優柔不断だということだ。