目から鱗は突然に

ブリュッセル2日目は、道がかなり渋滞しており、ホテルから1時間もかかった。
工事もあり、テロ対策での道路封鎖もあり、そこに通勤時間と重なった時間帯だから仕方がない。
スタートは10分遅れだった。
1日目よりは受講者が増えているような気がする。
常連の顔が微笑んでいたからかもしれない。
昨日より、心なしか道場が明るく見えた。
「腕の使い方」として、肘をある一定の動きに限定したものに取り組んだ。
一つの動きだが、腕を握られたり、胸倉を掴れたり、突きをされたり、相手を倒したりと、色々な状況でも同じ腕の動きで対応できる。
右手の肘の操作だけ、というのが良かったようだ。
大方の人が「身体で理解」をしていた。
ここに来て、私自身が目から鱗だ。
この分析、この分解という事に囚われていたのは私だった。
自分自身の足元が見えていなかったということだ。
やはり、大事な事、本当の事は突然閃くものであって、考えの結果に繋がってあるのではない。
その事を改めてブリュッセルの受講生の人達に教えて貰った。
これをヒントに、色々組み立てを考え直そうと思っている。
今Thalysでブリュッセルからパリに向かっている。
この時間はビジネスマンや女性で殆ど満席だ。
そういえば、ブリュッセル駅ではセキュリティチェックは無かった。
ベルギーから出ていく人は、どうだっていいのかな?
パリ北駅では、ホームにズラッと警官がおり、パスポートチェックをしている。
ものものしい感じだが、「この警官たちに偽造パスポートを見破れるのか?」とポツリと一言。
当たり前と言えば当たり前の現地の人の視点だ。
モンマルトルの近くのホテルにチェックイン。
昼過ぎに昼食だ。

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