Balletに必要なものとは
来年の2月はオランダでamyとクラシックバレエの続きをする。
何を、どう訓練していくのが、Balletにとって最良なのか。
また、自分自身に客観的な視点がいると、前回アドバイスをしたので、その事をどう獲得していくのか、という課題に入る。
一般的には、友達同士、あるいは同じレッスンを受けている人同士が、アドバイスを出し合えば良いのだが、残念ながらそれは無理だ。
そんな質問も前回あった。
パリ・オペラ座のBallet学校の卒業生からだった。
しかし、残念ながら答えられなかった。
それは、「君たちは、友達のダンスを見ても本当の事を言わないだろう。だからそんな人同士では無理だ」とだけ言った。
もちろん、この「本当のこと」というのは、その審美眼が育っていないと言うこともあるだろうし、何を見れば良いのかも分かっていないかも知れない、というのもあるからだ。
そういった内的な事は、資質に委ねられているのがBalletの世界だからだ。
当然、資質のある人は伸びるし、ない人は形ばかりで伸びないのだ。
その意味では、育たなければならない芸術性というものを、置いてけぼりにしひたすら体操をしているのがBalletだ。
だから、自意識の成長が止まり、幼いまま舞台に上がり、そのまま年を重ねるということになるのだ。
ここまでBalletに深入りするとは思っても見なかった。
しかし、こうなったら行くところまで行くしか無い。