女性の施設長は
半年ぶりの特養の研修だった。
6か月の間に相当波風が立っていたようだ。
それが人を強くしたり、物事は考えなければならない、ということを教えてくれる。
女性を施設長に抜擢した。
当人は、そのつもりは無かったのだが、当人の成長の為、そして自覚を促す為の抜擢だった。
その女性は猪突猛進型だから、波風は立ちまくった。
それが、「人によって話し方を変えなければならない」とか、それを含んでやり方を根本的に考えなければならない、ということを教えた。
それだけ自覚し、実行すれば上等である。
今日会った時、かなり頬がこけていたことが、考え悩んだ痕跡としてある。
その意味で抜擢は成功したということだ。
今回は、「人の話を聞いているか」という事での、研修をした。
もちろん、それは「武禅」でいうところのものではない。
それ以前に、具体的に他人が何を話したのかを間違いなく知ることだ。
というと、まるで小学生の国語の授業のようだ。
しかし、「自分としてはこう受け取った」という個的なものを排除し、話す人が何を言ったのか、を明確にする為のものだ。
ここが間違うと、伝達が滞るということで、直接的に仕事に支障がでるからだ。
グループに分かれてそれぞれが展開した。
「自分は、自分なりにしか理解していなかった」と気づく人も多数いて、まずまずは成功だ。
しかし、どんなことでも同じだが、それが実践として使えるようになるには、紆余曲折が待っている。
そこを乗り越えられるかられないか、つまり、どれくらいしぶといかが結果を左右するのだ。
最近の人たちは、自分で結果までのスパンを短く設定している。
つまり、直ぐに出来るようになる、と設定している。
だから、乗り越えられない可能性が高い。
何時も書くように、自分が乗り越えられないと設定してる、決めているのだ。