伝説の武術家と
昨日は、それこそ伝説の武術家、倉本塾の倉本成春師や沖縄拳法空手道山城美智師と飲んだ。
私の行動半径から言えば、まず出会わないであろう先生方だ。
これは玄制流空手の土佐先生が仲介に入り、実現した飲み会だ。
倉本師はそれこそ伝説でしか知らない。
山城師も同じで誌面や動画でしか知らない。
大塚駅で待ち合わせた。
少し早く着いたので、辺りをぶらつき駅に戻ると、土佐先生と倉本師がおられた。
初対面の挨拶をし、握手を交わした。
手が恐ろしく柔らかい。
これには驚いた。
この一点で本物だと体感出来る。
「先生、手が柔らかいですね、驚きました」と言うと「いや、日野先生も同じで柔らかいですね」と、視点が同じというところを認識出来た。
数分遅れて、沖縄から飛んできたと山城師も合流した。
開口一番「昔は失礼な事をしました」と頭を下げられた。
「ええ〜??」忘れている私に経緯を説明して頂いた。
顔ぶれが揃ったところで、倉本師の奥さんのお店へ。
倉本師はバリバリの体力系の時代20代後半に、「このまま年をとっていくと、結局若いものに負ける日が来るだろう、ではどうするか」と考え抜いたそうだ。
その時は、腕を伸ばした上に80キロの体重の人を乗せ持ち上げられたとおっしゃっていた。
そんな事を考えておられたとは、想像出来なかった。
やはり、ご本人とお話する、という事がどれほど大事かだ。
「私は、いくら強力なパンチであろうが、刀であろうが斬られなければ、当たらなければ大丈夫なのではないか、というところから、考えていきました。また、倉本先生と同じように80歳の時の状態を目指しました」と自己紹介した。
そんな和やかな雰囲気の中で、時間は流れていった。
11月に次回のこの集まりが決まった。