滝行で

いよいよ明日になりました。
「人生を生き抜く智慧・武道の達人の真髄はコロンブスの卵である」
 頭のダイエットに是非お越しください
  笑いますよ!

   10月26日
http://ilt.jp/extra01/entry.html
昔、空手の合宿で生駒の禅寺に行き、滝行をしました。
その時、滝に打たれながら気付いた事があります。
「なんでこんなことをするんやろ?滝に打たれても空手は強くならないやろ」と思いながら滝に打たれていたのです。
すると、落ちる水の量が心なしか変わったような気がしました。
水量が多くなったのです。
水の量が増えると、どうなると思います?
少しの頭の傾きで頭が水に押されて前に傾き、傾いた身体に水がまともに落ちてくるのです。
私の腰は完全に水量で曲がってしまいました。
もちろん、「なんでこんな事をするんやろ?」が原因だとは思っていませんから、「なんじゃこれ、よ〜し」と滝と格闘です。
上半身を持ち上げて行くのですが、水量が重くて中々元の姿勢に戻りません。
何度か格闘した末、やっと最初の姿勢に戻りました。
滝の中での出来事ですから、相当疲れました。
すると、頭上から落ちてくる滝の水が重く無い事に気付いたのです。
滝の落ちる水に任せて立っていると、一切力が要らない事に気付いたのです。
「そうか、滝行は地軸に対して真っ直ぐを体感する為のものや」で、山伏の人達が、なぜ険しい山を歩くのか、という事の答えにも気付いたのです。
地軸に対して垂直を求めていたのです。
もちろん、言葉は違うと思いますが。
では、どうして「なんでこんなことするんやろ」で、水量が増えたような気になったのか、ですが、それは、自分自身の事に意識がいっていたので、水量に対しての感覚が変わっていたからです。
その場の事、つまり、滝の中に入っている、ということに集中していなかった。
それが原因です。

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