普通が難しい
私の教室には、帯の色が多様にはない。
私自身が通った空手の道場にも、黒帯しかなかった。
それ以外のところは、白色黄色赤色青色緑色紫色、そして黒帯となっていた。
色々な武術や武道に興味を持ち、教室や道場に通った場合、そういった色分けは、一つの目安になる場合もある。
自分よりも、この人の方が沢山型を知っているのか、であれば、次に覚えなければならない型を、この人に教えて貰おう等と思うのかもしれない。
また、次の色を目指そう、という動機が生まれるかもしれない。
私の教室で帯の色を決めていないのには理由がある。
所詮5年や10年で、何かが出来るようになる筈もないからだ。
何かというのは、当たり前だが身体を使う技術であり、身体技術そのものとしての「技」だ。
だから、本当にマニアックな人しか続かない。
そんな時、いわゆる目安は必要なのかな、と思うことも有る。
何ができていて、何が出来ていないのか。
それを自分自身で分からないのなら、何をやっているのか分からないということだ。
だから、目安の事が頭をよぎっても直ぐに消える。
しかし、最近黒帯を作った。
では、白帯と黒帯の違いは何なのか?
誰が見ても、これはきちんとできている、という技術がなければならない。
そして、自分は一体何をしているのかを説明できなければならない。
普通に仕事の事で考えれば当たり前のことだ。
あくまでも普通の事、当たり前の事が、私の教室の価値観だ。
●昨年に続き、二度目になる大阪での講演会です。
「人生を生き抜く智慧・達人の真髄はコロンブスの卵だ」
笑いますよ!
会場の都合でそろそろ満席です。お早めに申し込んで下さい。
10月26日
http://ilt.jp/extra01/entry.html
●おまたせしました。東京教室が10月5日より再開します。
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●秋の「武禅」11月1,2,3日受付終了間際です。
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