霊厳洞で

6月1日から東京教室は引っ越しします
場所:江東区森下3丁目11-12 千葉ビル1F
地図はhttp://yahoo.jp/m9Xx6B
https://www.hino-budo.com/tokyo.html
宮本武蔵の「五輪の書」を読みだして40年近くになる。
そこには武蔵像はなく、記されている言葉からその精神や思考を導き出すことに精を出してきた。
霊厳洞に足を一歩踏み入れた途端、その宮本武蔵は実在の人物となり、その何かしらを体感することとなった。
約400年前の時は、ここに本当にあったのだと実感した。
そして、お寺の入り口にあった、武蔵直筆の画は、合理的な頭そのままに、計算しつくされた構図や繊細な技術や思考として、目の前に姿を見せてくれていた。
こればかりは、本からは全く感じ取る事は出来なかった。
一緒に展示されていた、佐々木小次郎と戦った時の太く力強い木刀と、二天一流の細く優しい感じのする木刀とのギャップに、不思議な感じがした。
しかし、それは島田美術館に飾られてあった、武蔵の自画像が教えてくれていた。
誰もが目にする武蔵の自画像だが、これも本物の画の雰囲気は全く違った。
今日の一時は、私の中でどうなるのかは知らないし分からないが、この実感はやがて血肉化されるのだろう。
昼過ぎには阿蘇に出発。
幸運にも火口が見えた。
濛々と上がる煙やガス。
それは人間というか生物を寄せ付けない感じがする。
しかし、目を転じると、壮大な草原やカルデラが身体を覆い尽くす。
「ワォー」としか言いようがない光景だ。
地元の人に聞くと、ガスが発生して火口を見る事が出来ない事の方が多いという。
まさしくラッキーだ。
そういえば、スイスからイタリア方面に車を飛ばし、マッターホルンを見学に行った時も、その頂上は美しく輝いて見えた。
見えたのはラッキーだと連れて行ってくれたマーツのお母さんが言っていた。
自然との触れ合いには、ついているのかもしれない。
水前寺食堂で晩飯を食べてホテルへ。
2014福岡ワークショップ
6月20,21,22日(金・土・日)
http://rbchinoriron.web.fc2.com/workshop.html

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