本当に関係する
イスラエルからのお客さんマイちゃんが着いた。
前は、ベルギーのアントワープで会ったきりだから3年ぶりになる。
マイちゃんはフォーサイスカンパニーの、ファブリーズやヤニス達とプロジェクトを組み、ヨーロッパのみならず世界各国で活躍している。
今回は、自分達のプロジェクトを売り込みに横浜に来た。
いずれにしても、日本も含めヨーロッパをはじめとする国々は、芸術に関する予算をどんどんカットしているから、ある意味で芸術暗黒の時代へと進んでいる。
そんなことにもめげずに、横浜まで売り込みにくるのだから、そのバイタリティは凄い。
久しぶりの私の稽古に、悲鳴を上げて喜んでいた。
組んだ相手が胸骨について色々と説明するが、マイちゃんの方が日本語で良く知っているし動く。
それは2005年に初めてフォーサイスカンパニーで、ワークショップを開いた時からの付き合いだからだ。
彼女の私に求めているのは、ずばり「リアルコンタクト」だ。
私のコンタクトの実際を体験した、当時のフォーサイスカンパニーのダンサー達は、ずっとここを引きずっている。
本当と、本当のようなは、全く違う事を実感したからだ。
マーツにしても、エイミーにしても、ほんとを自分の作品、自分のダンスに取り入れたいのだ。
私は今回「意識を瞬時に変える」をお土産として持って帰って欲しいと思っている。
身体運動として、いくら動けても意識の変化がなければ、全てが平面的に見えてしまうからだ。
昨日の棒の稽古で、少しだけそこの部分をやってみた。
明日は成田から帰国する。
まるで、私の2泊3日パリワークショップだ。